キャリアアップ 転職

人材紹介会社はどんなところを利用するべき?メリットとデメリットを紹介

人材紹介会社を使ってみてわかったこと。

みなさんは人材紹介会社って使ったことありますか?

人材紹介会社、そう、ぼくたちから見たら転職先の候補を探してくれるすごく便利な会社ですね。
登録や利用も無料なところしかない(というか無料の会社しか知らない)のでこちらからの出費もないですし、いいところがあればメールや電話で紹介が来ます。

5社以上登録しましたし、紹介していただける会社で行けそうなところはすべて行きました。
でも、思い返すと人材紹介会社って会社を紹介してくれるだけの会社なのでしょうか?

今まで人材紹介会社を通じて学んだことを考えると、少し違うかなって思ったりします。
会社を紹介してくれるだけではなくて、転職に必要なことも色々と教えてくれたり、気づかせてもらえたり色々ありました。

では僕が、人材紹介会社で経験したメリットやデメリットなど勉強になったこととは。。。

人材紹介会社で知ることができた自分

これはデザイナーの経験を活かし、経験者採用を狙って転職活動をしていた時のお話。

某転職サイトでに登録をした後、オファーでも来ないかなーって1週間くらい待っていました。そしたら1件オファーが来てうれしかったのを覚えています。

ですが、送り主は人材紹介会社でした。。。
肩を落として内容を見るとこんな会社に紹介をしたいという内容。
希望を持ち直した僕は、人材紹介会社へ面談の希望日を出し、お伺いすることにしたのです。

当日、どんな会社を紹介してもらえるんだろう。いい会社があるといいなー。なんて思いながら面談へ向かうと人材紹介会社の担当が出迎えてくれました。

まず始まったのは会社の紹介ではなくヒアリングでした。
ヒアリングをすることによって、よりその人に合った会社の選出をするためです。

僕は今まで経験してきたことをできるだけ細かく話しました。
担当の方もメモを取り、真剣に聞いてくれて、その時に出てきた言葉が。。。

以下、人材紹介会社 担当の言葉ーーーー
あなたが経験されてきたことは、デザイナーとしてだけじゃなくて、ディレクションもされているんですね
これなら作るだけの仕事だけじゃなくて、ディレクターへのステップアップも視野に入れた転職も考えた方がいいのではないでしょうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

それを聞いた僕はビックリ。
当時勤めていた会社は人がいなくて、営業が取って来た案件に対し、デザインや印刷の手配、必要に応じてお客様との打ち合わせや提案など一貫してやっていました。

デザイナーといっても守備範囲は人によって異なり、デザインをするだけの人もいれば打ち合わせから印刷や広告の手配までする人もいます。

自分がしている仕事はデザイナーの範囲だと思っていたので思わぬ発見でした。人材会社での面談で新しい可能性を見出せたのです。

話が思わぬ方向に転がった

面談は盛り上がり、自分の可能性と方向性が少しわかったので今回はこれで良し!と思っていたのですが、この時思わぬ提案がありました。

面談をしていただいた担当から一言。

担当「うちの会社を受けてみませんか?」
僕「え?」

突然の申し出にビックリしました。
理由を聞いてみると、その人材紹介会社は別部門でWebの制作を行なっているということでした。

チャンスかなと思い、詳しい話を聞くことにしました。
話を聞いて二重にビックリ。。。募集職種はデザイナーやディレクターではなくプランナーという職種でした。

プランナーってなんだろう?と直球で質問すると。
「平たく言うと営業です」っていうことでした。

たしかにWebの知識はあまりないので、Webデザイナーは無理かもなとは思っていましたが、まさか営業とは。。。

軽くショックを受けていると、担当さんがこう言ってくれました。
担当「プランナーはディレクションを含めた総合職なので確実にキャリアアップできます。」
  「さらに給料もランクがあって、ちゃんと評価されれば数年で年収100万ほど上がる人もいます。」
  「結果を出した分だけ上がりますので魅力的な会社ですよ。うちは」

その時、調子のいい僕は「そんな転職もアリかな( ^∀^)」なんて思ってしまい、ひとまず面接の担当と別日に顔合わせすることになりました。

理想と現実のギャップ

面接担当者と顔合わせの当日、一応ジャケットを着て顔合わせに臨みました(面接でもないのに大げさですね)
出て来たのは、僕と同じ歳くらいのイケメンさんでその部署をまとめているトップなのだそうな。
軽い挨拶をした後、ポートフォリオ(これまで制作した実績)を見せて反応を伺ってみることに。

若干沈黙した後に帰って来た言葉は、「良い仕事してますね」的な感じの反応に胸をなでおろす自分。そして話は弾んだのですが、自分の中に違和感を感じるのがわかりました。

話をしていて感じたこと。それは。。。
この人、残業時間のこと何も話てない。

僕があらかじめ、担当者に伝えていた転職での希望は、
・キャリアアップができること
・給料は現職から下げたくない
・残業が少ない会社を探して欲しい

特に「残業」は今回の転職でネックになっている問題で、妻と話し合いの末、収入と残業のバランスが取れた会社に転職したいということは事細かく担当に伝えていました。

この話は職務内容の熱意と未来の期待と理想に溢れていたのですが、一番気にしている残業のことが出てこなかったのに違和感を感似ていました。

思い切って切り出してみました。
僕「ちなみに残業はどうなんですか?」

帰ってきた答えは
面接担当「あー、多いですよ。ウチも奥さんと毎回そのことでドンパチやってますよ!」

やっぱり。。。
この時点で面接を受けて仮に受かったとしても、残業がネックでどのみち家族に迷惑をかけることになります。

後日、面接の話はお断りすることにしました。
でも、今回のことで自分の可能性と自分を売り込む内容をまとめることができたので無駄ではありませんでした。

利用してよかったこと

僕が人材紹介会社を利用して、結果的によかったと思っています。
よかった点をまとめると。
・自分の仕事の内容を再確認することで、アピールポイントを広げることができた。
・職務経歴書の重要さを知ることができた。
これからの仕事の方向性を見いだすことができた。

これだけの収穫があれば十分だと思いました。
今後、どの職業を選択しどの企業が条件を満たしているのか。

これがわかっただけでも、無駄に面接を繰り返す必要がなくなるし求人の検索も絞れるのでそのあとの活動はしやすかったですし、こちらの「アピールポイント」と企業の「欲しいスキルや条件」がマッチングしやすくなったので書類審査もすごく通りやすくなりました。

会社によって専門としている職務や業種が偏っているので下調べはもちろん必要になります。
人材紹介会社は当たり外れも多いですが、僕自身は大変オススメです。

-キャリアアップ, 転職