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デザイナーは自分1人!仲間がいない環境でデザインセンスを磨く方法

デザイナー仲間がいない環境でデザインセンスを磨く方法

デザイン会社やWeb制作会社でもたくさんあり、そのセンスやスキルも会社によってレベルは異なります。

流通系のチラシ(スーパーやドラッグストア、大手のアパレル関係等)を専門としている会社やWebだと決められたテンプレートに沿ったものを主力商品にしている制作会社もあります。

もちろん売り上げをあげる為に大切な仕事に間違いはありません。ですが、それに慣れてしまってそれ以上の仕事をしなくなってしまうとスキルも上がりません。

唐突ですが、みなさんが勤めている会社はどんな会社ですか?

なぜこんなことを聞いたかというと、会社によってはモチベーションが低かったり忙しすぎて周りが見えない環境だったりすることってありますよね?

仕事が忙しければ休みの日でも気が気じゃなくて余裕がなかったり、モチベーションが低い会社であれば自分までモチベーションを下げられたりで休みの日もやる気がなくなってしまったり。。。

そんな理由から自分がやりたいことをやれなかったりやる気が起きなかったりすることってよくあります。

そんな環境なら、スキルも上がらなくて当たり前だしそんな会社にいたってしょうがない。。。
よし!転職だ!

思う前に一旦止まって考えてみてください。果たしてそうでしょうか?

僕が以前いた会社はデザイン会社のレベル云々の前に印刷会社でしたし(笑)
入社した時は同じ世代の人間は一人もいなくて、制作している人は一回り以上年上の女性で話も会いませんでした。

その後リーマンショックの影響で社員は辞めていき、デザイナーどころか制作する人間は僕1人がいなくなってしまったんです。

もちろん僕自身も転職活動をしていましたが、この時はすでに結婚していて娘も1歳。早く帰ってこれる会社を妻は望んでしました。

別の記事でも書きましたが制作会社ってほとんどが残業があって当たり前です。なんども意見はぶつかり全く決まりませんでした。

モチベーションも下がりましたし、何より不安でしかたなく一体どうすればいいのか悩んで悩んで悩みました。

結局会社に残る道を選び毎日印刷物のデータを作る仕事をしなければいけない日々を送っていました。印刷会社なのでデザインよりも帳票類やモノクロの印刷データを作る仕事が多い会社だったので。
でも、試行錯誤してレベルを上げることはできると実感したことがあります。

ぼくが実践したことをここでご紹介します。

デザインは手描きラフを描くことから始める

お客様にデザインの提案をする際は、デザイン制作の工程の前に必ずといっていい程している作業です。その時のコンセプトや浮かんだイメージを手描きによってアウトプットをします。

その一旦アウトプットすることで頭の中が整理され、コンセプトを落とし込んだりデザインの元になる形までもっていくことができるようになります。

僕のきっかけは、ロゴの制作でした。
結構トラウマになるような仕事ではありましたが、今となっては手描きの重要さを痛感した仕事でもありました。

今まではいきなりIllustratorでいきなり制作して、時間をかけて作っても結局コンセプトが落とし込まれていないのでなんどもダメ出しをくらっていました^^;

このロゴ制作の仕事で、コンセプトを手描きで落とし込みイメージをより近づけていく。
これをある程度くり返すことで及第点のものを収めることができるようになりました。

勉強会や講座に行った時に、大手広告代理店のクリエイティブディレクターやアートディレクターの方が講師として来てくれた際によく言っていたことがあります。

最近のデザイナーは手で描かずにいきなりMACで制作を始めると。
それでダメ出しをすると、何がダメなんですか?と聞いてくる。
何がダメで何が正解かまで伝えたらそれはデザイナーではなくオペレーターだよね。

僕もそれを聞いて耳が痛くなりました。確かにそうなんです。ダメ出しをくらっても何がダメなのかわかりませんでした。デザイナーの仕事がわかっていなかったんですね。

ちゃんとお客様とヒアリングして会社の方針だったりとか今後会社をどうしていきたいかとか代表の意向や将来のイメージなど色々聞いて要点をまとめてコンセプトに落とし込む。

特にロゴに関してはこれが重要になります。会社の顔になり、ずっと付き合っていくものですし高いお金を払うのです。お客様はこだわってい当然ですよね。

ヒアリングの後のコンセプトへ落とし込み。これをすることによって提案は格段に通りやすくなりましたし、何より迷いもほぼなくなるので、いざ制作の工程に入った時にスムーズに手が進みます。

ロゴ以外でも同様、いきなり制作ではなくちゃんと考えをアウトプットしてまとめることで多かれ少なかれコンセプトは作れますし、作業に迷いもなくなります。

これを行うことで自分自身のデザインの向上だけでなくお客様への提案力の強化に繋がりました。

デザイナーの集まる勉強会や講座に通ってみる

もうひとつ、自分の成長のきっかけになったものがあります。
それは講座に通ったこと

デザインの勉強は独学でしてきましたし、制作に必要なアプリの使い方はスクールなどで習得して来ました。

でも、デザインだけで大丈夫かな?と時折心配にもなっていました。それはなぜか。。。
その時に勤めていた会社がいつまで続けられるかわからなかったからです。

自分が勤める分には問題ないのですが会社自体が続くのかわからない状態が続いていたのです。いつかは転職しなければならないのは目に見えていました。

そんな時に、宣伝会議さんのアートディレクター養成講座やコピーライター養成講座の情報が入ってきて悩んだあげく通うことにしたんです。

通った期間は一緒ではなくバラバラですよ。アートディテクター養成講座に行った1年後くらいにコピーライター養成講座にいきました。

この2つの講座が自分のレベルアップに大きく繋がって、仕事にもいい影響を与えてくれましたし、コピーライター講座を受けた翌年には受賞することもできました。(運がよかった!)

この講座についてはまた別の記事でお話させていただきますね。

まとめ

モチベーションが低い中、センスやレベルをあげることは相当難しいことだと思います。
実際に経験すると本当にその厳しさを痛感します。

でも、焦らずに自分のできることや今からすることを見つめ直して行動することでレベルを上げたり精神的にも成長することってできるんだなとも思っています。

実際に行動するって難しいんですけど、朝起きる時と同じで、いざ行動さえしてしまえば以外にできるものではないかと僕は考えています。

だって自分のレベルアップするためにしたことって今日お伝えしたことはたったの2つなんですよ。
・手でラフを描くことを始める
・勉強会や講座に通ってみる

大まかに分けるとこの2つをすることで自分自身の成長に繋がりました。
特別に何かする必要はなく、できることから始めればいいと思います。

仕事の仕方をほんのちょっぴり変えてみたり、自分の知らないことを知るためにまずは無料のセミナーから参加してみるのもおすすめです。

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