転職回数が多いと転職に不利になってしまわないだろうか
転職回数が多いと不利になってしまう。特に日本では一つの会社に勤め続けることの美学が未だに根強く残っているなと思うことがあります。
僕はこれまで5回転職しています。
親や友達には多いよねって言われますし、実際に面接でも多いねとマイナスな印象も受けたことだって少なくありません。
でも、実のところ転職回数ってそこまで気にすることはないと個人的にはおもうんですよね。
転職先で経験したことがちゃんと生きていればOKだと考えているからです。
こんな悩みを持つ方におすすめ
・転職回数が多くて転職に不利だと思っている
・履歴書にすべての職歴を書くのは気が引く
・入社してすぐ辞めてしまった会社がある
すべての勤め先で経験しなくていいんです。1社でも大きな成長ができた経験があればその後の転職活動に有利になるからです。
若くても転職回数の多さで採用率は大きく下がる
結論から言うと、大事なのは転職回数だけでなく「年齢」と「勤続年数」に加えて「職務経験」が大きく関わります。
若いうちに数回でも転職していれば、良くない印象に。
そんな僕も20代前半だけで3回転職してます。
勤めていた年数は
1社目 → 1年未満
2社目 → 2年半
3社名 → 2か月半
まともに勤めたと判断されたのは2年半勤めた2社目のみです
20代前半でこのような状況だと、転職には相当不利です。
今は人材不足の世の中なのでそこまで採用してくれる企業もあるかもしれません。
ですが、同世代で転職回数が少ない人間が競合にいたら負ける可能性が色濃く出ちゃいますよね。
転職回数だけじゃなく退職理由も不利に働くことがある
そして、大事なのが「退職理由」になります。
実はこの転職回数にはちゃんと理由があります。
辞めた理由は
1社目 → 製造業
3交代制でケガも多くて危ない場面も。安全面を改善する雰囲気もない。
2社目 → メンテナンス業
給料が社長の一声で勝手に変動する。派遣業だったので撤退の可能性が高い。独自の強みがないので将来性もない。
3社目 → 印刷業
グラフィックデザイナー募集で入社。募集内容を何度も面接で確認したが、実際は出力オペレーターでデザインの仕事は一切ない。するつもりもないと言い切られる。
個人的に辞めるには十分な理由だと思っています。
1社目は仕事中に危険なことも多く、3階建てのビルくらい高さのあるタンクへ登らなくてはいけないこともあって、手段が頼りない梯子のみだったんですね。しかも安全帯は無いという有様...
一度落ちかけました( ;∀;)
これは偏った考えかもしれませんが、辞めた理由を伝えても面接担当の態度が変わらなければ書類上でしか見てない可能性が高いと考えています。
辞めた理由は「すごく大切なこと」で履歴書や職務経歴書では書くことができません。なので面接時に聞かれたらしっかり簡潔に伝えるようにしておきましょう。
転職回数よりも転職した経験をアピールするのがポイント
これまでの経験を活かせるかいう点はとても重要になってきます。ここを強くアピールできれば転職回数よりも経験に比重が傾いてくれる可能性があるので、強みはどんどんアピールしていきたいですね。
僕の職歴を3社目まで書きましたが、ここまでは大きな経験もなく本当に苦労しました。
やっと決まった仕事もリーマンショックの影響で傾き、給料もガクンと下がってしまうことに。慌てて転職活動をしましたが、あの時も不採用が続く毎日でした( ;∀;)
ですが結局はその時勤めていた会社に13年勤めることとなり、会社の状況が変わったことでデザインと向き合える環境もできました。
仕事以外でも勉強会に参加するなど、ここで自ら進んで学んだことや経験できたことは今でも大きく活きています。
現在勤めている会社にもこの経験を活かして内定までいきました。
ちなみにこの時、30代半ばで5回目の転職活動だったのですがいつもと明らかに違っていました。
13年も勤めているという事実があると、これまでの転職回数はそこまで気にならない印象でした。
それよりも、これまでの経験を会社で活かせるのかという話がほとんどでした。
内容を明確にし、プロフィールや職務経歴書に経験したことを文章化することで書類通過率も格段に上がります。
経験してきた量という点も勤務年数とデザイナーの応募の時に必須の“ポートフォリオ”を見せることで採用の合否が明確化しました。
書類審査は大体8割の確率で通過し、面接も勤続年数と面接の印象、ポートフォリオの組み合わせで5割くらいの確率で合格をいただきました。(数字は肌感覚です。すみません)
この時、僕の年齢は36歳です。
20代後半では転職活動の結果がボロボロだった場合は経験して地力をつけることが一番の近道。再度チャレンジする時に良い結果に変わると思います。
まとめ
転職回数が多いのはたしかにリスクですが、、“勤続年数が長い会社”が1社でもあると、印象も変わります。長期勤務している会社があるなら、他の会社の退職理由も真実味が増します。
書類審査通過や面接での印象も大きく変わると思いますので、一度自分の職務経歴と退職理由を見直してみてください。
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