コンペディション

【販促コンペ】アイデアを考えるポイントと企画書を書くまでの順序

【販促コンペ】アイデアを考えるポイントと企画書を書くまでの順序

販促企画今ペディション、略称販促コンペは毎年応募者がたくさん増えて今や6000作品を超える応募数になる人気のコンペです。

毎年たくさん応募数のある販促コンペですが、受賞をはじめ、自分の企画やアイデアがどこまで通用するのか試したいと思ってしまうもの。

この記事を書いているもぼくも間違いなくその一人です。受賞って響きだけでかっこいいですもんね。

受賞歴は転職の職務経歴書の自己PRになったり、しれっと名刺にも書けます。

ぼく自身、過去の販促コンペで得られた結果は
・審査員個人賞 1作品
・ファイナリスト 1作品

あと、協賛企業賞の候補に挙がってプレゼンにも行きました。
見事にダメでしたが(笑

販促企画コンペディションは、広告やポスターデザインとは全く異なるコンペなので、アイデアと伝えるプロセスが重要になります。

いざ応募!と意気込んだはいいものの、こんな事で困っている方がいるんじゃないでしょうか?
・課題の選択
・アイデアの考え方
・企画書の書き方
この3つは基本であり肝です。

販促コンペの応募に必要なこの3つを中心に書いていきます。

他には、過去に受賞した企画書の説明をした記事も書く予定です。

課題選びの基準

意外と時間がかかってしまうのが課題の選択。
毎年15〜20程度の課題が出されます。

じっくり課題を選んでも面白いアイデアが出るかどうかは作ってみないとわからないですよね?ここは一つ自分の感覚や経験に頼ってみてはどうでしょう。

自分の中にある引き出しで勝負できそうな課題があれば企画を作ってみる価値は十分あります。

その基準を以下の3つに絞ってみました。

1.自分が面白そうだと思った課題
モチベーションが上がりそうな課題があればアイデア出しをしてみる。アイデアが形になりそうなら企画書の素案にしてみる。

2.自分の生活や身の回りに近い課題
例えばコンタクトレンズの課題があったとして、自分もコンタクトレンズを使っているなら消費者の気持ちは分かるはず。課題に対して、消費者が何を求めているかを考えてマッチングするアイデアを考えてみる。

3.自分の過去の経験が活かせそうな課題
特に仕事の経験である必要は全くありません。マクドナルドに詳しかったり、家事が得意だったりでもOKです。

課題選び重要と考える人もたくさんいると思いますし、もしかしたら過半数はそうかもしれません。

賞を取れそうな課題があるかもしれないし、大手企業の課題だとモチベーション上がるかもしれませんが、結構な確率で企画がブレます。

仕事ではないので、やれそうな課題よりもやりたい課題を選んでみてはどうでしょう。

アイデアの考え方

アイデアの考え方
アイデアの考え方

アイデアはどんな感じで考えていけばいいのか。意外とここで止まることが多いんですよ。なんで止まってしまうのか?

それは、一気にアイデアを完成形にしようとしているからなんです。例えるなら10m先へ助走なしで飛ぼうとしているようなもので、不可能に近いことをしているわけです。

アイデア出しのコツ

まずはすべて箇条書きで書く!です。

前段階で、一旦課題をまとめてからアイデアを箇条書きで書いていきます。
アイデアというより、まずは自分が思う『こんなのあったらいいな』『誰に向けて』を書いていく感じです。

使い捨てコンタクトレンズの販促企画なら。
誰に向けて販促するのか。

誰に向けての企画するかを考えてみる
・女子高生向け
・めんどくさがりな人
・忙しい人

こんなのあったらいいなを考えてみる
・パッケージかわいくしたい
・消費期限を大きく表示してあると便利
・忘れないように工夫したい

こうして考えていくと消費期限を大きく表示してあると便利という
『こんなのあったらいいな』から
アイデアを考えてみるとカレンダー型のパッケージなんてあったら面白いのでは?
というアイデアへ繋がったりします。

このアイデアは、めんどくさがりの人や忙しくてコンタクトレンズの管理まで気が回らない人向けに展開できると思います。

アイデアを展開して形にしていく

アイデアを展開して形にしていく
アイデアを展開して形にしていく

アイデアが出たら、今度は企画書に落とし込んでいく段階へ進みます。

この段階でも『一気に企画書づくり』をしようとすると失敗します。

アイデアが出たら、どんな順序で伝えるかを考えましょう。
一番簡単なのがやっぱり『箇条書き』これ便利ですね。

コンタクトレンズのカレンダー型パッケージのアイデアをまず箇条書きしてみると。

□ 箇条書き例
・使い捨てコンタクトレンズは便利
だけど、どこにしまったかいつまでに使うか確認するのが意外と面倒
そんなめんどくさがりや忙しい人向けの企画があります。
カレンダー型パッケージ
パッケージがカレンダー型なので、その日に使うコンタクトが分かる
立てかけておくことや、壁掛けも可能なのでしまっておく必要もありません。
年齢層も幅広く狙える企画です。※頭の番号はページ番号になります。

このように順を追って箇条書きすることで企画書の元ができます。この箇条書きをページ分けすると企画書に近づきます。

この段階ではカレンダー型パッケージの企画書は5ページ+表紙になるので合計6ページ。

実際企画書を作る際は内容が膨らむのでページ数はある程度増えますが、販促コンペは表紙を含め10ページ以内で収めるというルールがあります。

企画書の書き方人によっても様々で枚数も数十ページに及ぶものや数ページで完結するものもありますが、一番重要なのは簡単でわかりやすい企画書を意識しておくことです。

専門用語を使った方がいいのかとか1ページの文字量は多い方がいいのかなど考えてしまう方もいるかもしれませんが、そんなことは全くありません。

受賞作品を見るとわかりますが、どれも簡単でわかりやすいものばかりです。
極端に言うと小学生でも分かるくらいを意識して作るとGoodです。

以上のことを含めて企画書を作ってみましょう。
データ形式はPDFなので、使うアプリケーションはIllustratorでもPowerPointでもOKです。

企画書なのでデザインにはそこまでこだわる必要ははっきり言ってありません。必要なのはわかりやすさなので、説明用にイラストと合わせて作るとよりわかりやすくなります。

まずは課題選びとアイデア出しから始めてみましょう。

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