面接で自分の経験をしっかり相手に伝えるのって難しいと思ったことはありませんか?
ぼくも面接の時に、あなたはどのようなデザインが得意ですか?と聞かれたときに上手く答えられない事がありました。
今まで作ってきたデザインの業種に一貫性はなかったのでもちろん得意分野も特にありません。
このような質問は少なくはなく答えに困りました。
他にも自分は主に何を経験して何ができるのか、そして何が得意なのかをしっかり見つめ直してなかったため、不採用という結果になってしまうことも少なからずありました。
どうしてこんな結果になってしまうのか。自問自答を繰り返す日々でした。
でも、ある日キャリアアドバイザーと面談した際に気づいたのです。
気づいたこととは...
自分は経験してきたことを上手く言おうとしない
いままでの自分は経験を「上手く相手に言う」ことを目的としていました。
でも、改めて考えてみると「上手く言う」ってどういうことでしょう?
ぼく自身も当時はよくわからなくなりました。
上手く言おうとしても、そもそも伝える内容がまとまっていなかったら元も子もありません。でもこのパターンは結構自分の周りで多かったんです。
そこでこのように考え直しました。
上手く言う → 何を伝えるか
一度原点に戻り、根本的な間違いを正そうと試みました。
まず、ぼくがしたことは、
・自分の伝えるべき経験や活動してきたことを職務経歴書に簡潔にまとめる
・職務経歴書に書いてある順序で説明をしていく
これだけです。
職務経歴書の書き方は下記の記事で紹介しているのでぜひ見てみてください。
職務経歴書はどう書けばいい?
▢喋りは下手でも伝われば90点
喋り方は下手だとしても、順序だてて説明することで相手に伝わっていれば大成功です。多少噛んでも問題ありません。
▢自分の経験を包み隠さずはっきりと伝える
自分の経験を上手く言おうとすると、経験が浅い部分に関してもよく見せようとする傾向がぼくにはありました。
結果、説明があやふやになってしまい良くない印象を持たれることが多かったと思います。
▢自分の良くない部分も、はっきり伝えた方が好印象
経験は深いところも浅いところも予め自分から伝えた方が好印象になりやすいというのが今までの面接や転職活動でわかったことです。
当たり前かもしれませんが、自分をよく見せようとするとどうしてもよくない自分は隠してしまうこともあるので、包み隠さない勇気を持つことも大切だと常々思いました。
本当に大事なのは、上手く言うことではなく「何を伝えるか」です。
何を伝えるかを順序だてて組み立てていくことでより伝わりやすくなります。
企業が注目しているのは職務経験と得意分野
まず始めに企業側が気になるのは職務経験です。
職務経験も、少し細分化して説明できると伝わりやすくなります。
大きく3つに分けて伝えられるといいかと思います。
・前職の経験
・応募する企業に活かせそうな経験
・得意分野
上記の3つを例として実際の経験に置き換えてみます。
【応募する企業:Web制作会社】
・前職:グラフィックデザイナー
・活かせそうな経験:自社のWebサイトを制作したことがある
・得意分野:ロゴ制作、画像加工、提案など
応募する企業に自分の経験を当てはめていくことで、順序良く説明もできますしアピールにもなります。
仕事のどの部分で貢献できるかを期待している
自分が応募する企業に対してどんなことに貢献できるのかを考えると、もちろん第一に採用側が求めているのは募集要項に書かれている経験です。
でも、その経験値が低かったりほとんど無いに等しい状態で採用を勝ち取るとなると別のメリットを伝える必要があります。
自分の経験の何がメリットになるかは募集企業のことを何も知らない状態ではアピールすることもできません。
なので、面接時などで質問してみるといいでしょう。
例えば募集企業側に職務内容だけでなく主にどんな仕事ができる人たちがいるかなど聞ければアピールできるかもしれません。
もし募集企業側に自分の得意分野をできる人材は不足している場合は全力でアピールしてみましょう。企業側も採用メリットとして考慮してもらえる可能性が大きくなります。
入社した後のビジョンも考えてみる
どこでも言われているかもしれませんが採用通知をいただいた時点がゴールではなくスタート地点になります。
入社した後、こんな風に仕事をしていきたいとかこんなことを活かせそうなど近い将来のビジョンも持っておくことは大切です。
ただこれはあくまで考えておくだけで、入社した後に様子を見ながら実行していくものになります。
面接時に将来のビジョンなどを聞かれた場合は答えた方がプラスになりますが、聞いてもいないのにビジョンを伝えてしまうと単に我が強い人間だと思われがちになるのでご注意ください。