履歴書やWebサイトのプロフィールの作成する際に、「資格の欄」はどうしていますか?
資格はいくつか持っているけど、これから受ける企業には関係なさそう。という場合どうしても疑問が生まれてしまいます。
持っている資格は全て書くのか、資格を持っていなかった場合はどうするのかなどいくつも疑問が出てしまいます。
実際ぼくも持っている資格を全て書いて、面接の時に失敗したことが数多くあります。
資格って持っていると強いと思ってしまいますから。
しかし、資格もすべて書いておけばいいというわけではないのです。
それが原因で採用されないこともあります。
それはなぜでしょう。
履歴書に書くべき資格と書かなくても良い資格
実は「書くべき資格」と「書くべきではない資格」があるんです。
書くべきではない資格を書いてしまうとマイナスポイントにもなりかねません。
書くべきでない資格が書かれているとなぜマイナスなのか
まず、履歴書の資格欄と自分が受ける企業の職務内容を見直して見ましょう。
関係のない資格が書かれていませんか?
これがマイナスポイントの原因になってしまうことがあるんです。
実際、採用担当が見ているのは「採用する職種に関係ある資格」のみで関係ない資格が載っていると「その資格を活かせる職種があるのでは?」と思ってしまうことがあります。
ぼくがWebデザイナーやグラフィックデザイナーの求人に応募した時に書いてしまった資格が下記になります。
□ 履歴書に書いた資格
普通自動車免許
第二種電気工事士
危険物取扱者 乙四種・乙六種
他にも2・3個書きましたが、Webデザイナーやグラフィックデザイナーには全く関係のない資格ですね。
結果は見事に不採用でした笑
面接中に採用担当が資格欄を見て、電気工事士持っているならそっちの仕事に就けばいいんじゃないの?などと言われたこともあります。
応募する求人に必要だと思う資格を書く
闇雲に資格を書いても上記のような結果に終わってしまうので、応募する求人に必要だと思う資格を書いておくと良いです。
デザイナーに関係のある資格
デザイナーなどに関係した資格というのはあまりありませんがデザインに関係する資格だとカラーコーディネーターや色彩検定などを取っておくと良いかもしれません。
デザイナーだと資格よりもポートフォリオを優先的に見るので、その出来栄えでカラーに強いかどうかも判断されますし。
他にもデザイン制作に必要なグラフィックソフトのメーカーであるAdobe公認の資格があります。
Adobe公認の資格
・アドビ認定アソシエイト
・Illustrator®クリエイター能力認定試験
・Photoshop®クリエイター能力認定試験
こちらの資格は名前の通り、IllustratorやPhotoshopの操作や制作スキルを習得していることを認定する資格になります。
こちらの資格は持っていることに越したことはないのかもしれませんが、IllustratorやPhotoshopの操作やスキルに関しては、実際使った経験をしてナンボなところがあります。
資格を持っていてもポートフォリオのできが良くなければ印象は良くありません。
IllustratorとPhotoshopはデザインをする上での道具なので知識よりも作ったもので判断されてしまうのです。
例えば、家を建てたりリフォームをするとき、どちらの大工さんにお願いしますか?
1.トンカチの知識が豊富な大工さん
2.トンカチを使って素敵な家が建てられる大工さん
間違いなく「2」の大工さんになりますよね?
デザイナーも同じで、資格がお客様の要望を満たしてくれるわけではありません。デザイン面のスキルや引き出しを増やしておくことが重要なのです。
Web制作にも資格はあるのか
今や当たり前になっているWeb制作の仕事。
Web関係でも資格はあります。自分のWebに対する知識が正しいのかを確かめるためにもいいですし、実務に使える知識が備わるので挑戦してみても良いかもしれません。
Web制作の資格
・Webクリエイター能力認定試験
Webサイトを制作する上で、デザインやコーディングの知識やスキルがを証明する資格。
・Webデザイナー検定
Web制作だけでなく、制作前のコンセプトの段階から制作後のテスト・運用までWeb制作に必要な知識が問われる資格です。
・ウェブデザイン技能検定
Web関係では珍しい国家資格。Webサイトに対してのデザイン知識や能力が試される試験です。
まとめ
転職活動において資格は大変重要になります。
ですが、資格によっては不採用の原因になってしまうものもあるので気をつけましょう。
また、自分が希望している職種に有利な資格を取るためにスクールで勉強したり独学をしてみるのもいいと思います。
ウェブデザイン技能検定などWeb制作に関係する資格は有効だと考えます。Webクリエイター能力検定試験は累計14万人もの人が受けている資格になりますから。
正しい知識は大切ですが、Webデザイナーはポートフォリオが命になるので、資格だけにとらわれず作品作りにも力を注ぎましょう。