デザインの仕事は続けたいけど、家族との時間を優先するために転職するか悩んでしまう
デザイナーは残業なくして成り立たない仕事。ましてや定時で帰れることなんてウルトラレアな奇跡でもないと起こりえない仕事です。
中には定時で帰れるデザイナーもいるかもしれませんが大半は残業づくしという現状。
独身ならまだ何とかなりますが、結婚して子どもが生まれると育児との両立は厳しいものです。
家族からは早く帰れる仕事に転職してほしいと言われるけど、正直デザインの仕事は続けたい。
今回はそんなデザインの仕事と家族のどちらを優先するかで悩んでいる方向けの記事を書きました。
こんな悩みを持つ方におすすめ!
・デザイナーは残業が多くて家族との時間が取れない
・デザインの仕事がしたいけど家族のために転職するか悩んでいる
・転職を家族から勧められている
ぼく自身も家族の時間を作るためにデザインの仕事以外で探していたのですが、自分の気持ちを確かめて最後はほぼ定時で帰れる会社に勤めています。
クリエイティブ職は残業が多くて家族のとの時間が取れない
他の職業と比べるとクリエイティブ職は残業が多くて、残業代が出ない会社がほとんどです。
裁量労働制の会社だとどれだけ働いても給与は定額なので、残業をすると損な仕組みになっています。
しかし、提案するデザインやキャッチコピーや企画など一朝一夕でできることは滅多になく、調査に時間をかけて思考を繰り返して作られていきます。
広告でもWebでも結果が出ないとお客様はリピーターになってくれません。
なので、少しでも良い結果を出すために思考を肥やしてクオリティの高いものを提案するよう努力を惜しまずにギリギリまで粘って作るわけです。
納期も決まっているので、そこに間に合わせるためにどうしても残業をせざる負えないのが現状というわけです。
家族のために仕事を妥協できるか
仕事のレベルを下げたくないと思うのが当たり前だと思います。転職もデザイナーかステップアップしてアートディレクターの仕事を目指したいと思う気持ちもあると思います。
デザイン以外の仕事はあまり考えたくないですし、その仕事を一生やらなければいけないと思うと気分が上がりません。
家族の時間も大事ですが、そのために憂鬱になってしまうとせっかくできた家族の時間も楽しめないですよね。
それでまたデザイナーの仕事を選んでしまうと同じ事の繰り返しになってしまう。
そうなると何のための転職かわからなくなってしまいます。
結婚した後の転職は家族の為です。しかし「自分自身も含めて家族」ということを自覚しつつ転職を考えましょう。
家族の時間を作るためにすることは転職しかないのか
デザイナーを続けたいなら家族と話し合い、納得できる答えを見つけるよう努力も必要です
家族の時間を増やせそうな方法
・残業ゼロは無理でも早く帰る日を増やす
・会社の近くに引っ越す
・デザイナーを副業として続ける
残業ゼロは無理でも早く帰る日を増やす毎日定時で帰ることはとても難しい。
けど早く帰られる日を少しでも増やすことで家族との時間も増えます。
毎日必ず残業というわけでなければ、ここから始めてみるのがいいかもしれません。
インハウスデザイナーという手もある
インハウスデザイナーはデザイン事務所や制作会社ではなく、一般企業に勤めるデザイナーのことをいいます。
バリバリのデザイナーより残業も少ないところが多く、ワークライフバランスを考えるならインハウスデザイナーはオススメできます。
デザインの仕事以外の可能性
デザイナーとして長年働いてきたので他の可能性はあまり考えていませんでした。
でもインハウスデザイナーとして働きだすと、デザイン以外の仕事も出てきます。
制作のスキル以外に商品知識も執拗になりますし、エクセルでの表計算などの仕事も結構あります。
そんな仕事をしているときに、ふと「デザイン以外の仕事もできるな自分」と思う時もあります。
自分の中に他の可能性があるという新しい発見でもありました。
家族との時間は一生に一度しかない
子育とデザイナーははっきり言って相性の良くないもの同士です。
共働きならなおさら自分のパートナーに負担をかけさせるわけにもいかないので、残業が多い現状を何とかしたい。
そして、子どもが小さい時期なんかあっという間に終わってしまうんですよ。
うちの上の子この前生まれたと思ったらもう十数年たっているんだからすごくビックリ! 時間は経ってしまえばあっという間なんですホント。。。
小さい時にもっといろんなところに連れていってあげればよかったなと、後悔も結構あります。
もっと抱っこしておけばよかったとか、ごはんも一緒に食べたかったなとか。
思い出を作るなら子どもが小さいうちです。小学校の高学年以降は親よりも友達優先ですよ?
お子さんが小さいご家庭なら一度考え直してみてください。
まとめ
結婚してからの転職は家族の意見も重要になってきます。
共働きで残業が多い世帯なんかはお互いすごく大変な思いをしているとお思います。
先にも書きましたが、デザイナーという職業を副業で続ける方法もあります。
なので転職とそのほかの可能性と合わせて探してみてはどうでしょう。
デザイナー同士で繋がっておくことで、お互い仕事を振ったりもできるかもしれません。