履歴書に記載してある転職歴の中でネックになっているもの。
1つは転職回数。これが多いとマイナスな印象を受けがちになります。
もう一つは勤続年数です。
勤続年数は長いと好印象を持たれることは多いです。
転職しても2年か3年は続けて、次のステップというのは今も根強いのではないでしょうか。
でも数ヶ月で辞めざる負えない状況や、気持ち的に続けるのが難しかったりいろんな理由で退職される方もいます。
その中には良い人材もたくさんいると思います。
勤続年数の長さだけで判断はしてもらいたくはありません。
そこで今回は勤続年数の大切さと、勤続年数が短い場合はどうしたらいいかをお伝えしたいと思います。
勤続年数は数ヶ月だとマイナスの印象を受ける
勤続年数によって経験やスキルは大きく変わってきます。
石の上にも三年と言いますが、未経験から戦力になるまでが大体3年かかると言われていました。
人によって、1年で戦力になる人や5年かかる人もいます。入った職場にもよるので一概に3年とも言い切れないのが本音になります。
なので勤続年数が数ヶ月だと経験者扱いはされない可能性が高い上に、続かない人だという良くない印象を受けてしまいます。
試用期間中に退職を決意し、辞められる方もいますが保険証を作った時点で社員としての扱いになってしまいます。
試用期間中でも保険証が発行されてしまえば、今後転職活動の際に履歴書にも書かなければなりません。
試用期間だからといって、書かずに出してしまうと職歴詐称にもなりかねないので注意が必要です。
だからといって試用期間中でも職歴が残ってしまうと痛いですね。
でも、退職理由にすじが通っているのであれば希望は持てます。
退職理由が勝敗を左右する
仮に数ヶ月で退職してしまったとしても、退職理由がしっかりしていればマイナスな印象は大きく減ります。
ぼくの場合、勤続年数が短い会社は3社あります。
1.工場勤務:10ヶ月
2.印刷会社:2ヶ月半
3.システム会社のコンテンツ企画部:3ヶ月
どれも1年も経たずに退職を決意しました。
退職理由は以下になります。
1.工場勤務の退職理由
仕事が危険で1度死にかけた。大けがも2度ほどしそうになった。
実際に大けがをしている人は少なくない。
身の危険を感じて退職。
2.印刷会社の退職理由
グラフィックデザイナーの募集だと確認して入社したが、出力オペレータの職種だった。今後グラフィックデザインの仕事は社内でしないと断言され自分の希望職種に将来なれないと判断し退職。
3.システム会社のコンテンツ企画部
残業が月に20時間程度と募集内容に書いてあり、面接でも確認したが実際はその3倍以上はあった。休日出勤もあり、条件が全く違っていて生活に支障をきたすレベルだった。所属していた部署のみに言えることですが、組織としての考え方が全くできておらず将来性も見込めないので退職。
というように、退職の理由が自分の中にしっかりあれば問題ないと個人的には考えています。
3の会社は実のところ転職活動当時、直近の会社でした。
応募するすべての企業の面接担当には「直近の会社はまだ3ヶ月しかたってないんですね」と言われましたが退職理由を説明すると、理解してもらえました。
なので、退職理由を順序だてて説明できるようにしておくだけで、面接がスムーズに進むと思います。
直近の会社の勤続年数が長いと好印象を受けやすい
当たり前のことですが、在職中や直近である会社の勤続年数が長いと好印象を受けやすく面接時に話も盛り上がりやすかったりします。
直近の会社でなくとも、応募する企業の募集職種と自分が経験した職種の年数の長さがマッチしていれば好印象になります。
直近の会社が応募する企業の職種に関係なくて勤続年数も短い場合、面接担当は大概良くない印象を受けがちになります。
その前の職種の勤続年数が長ければ数ヶ月程度の空きしかないのでブランクも感じないし応募先の企業ともマッチしていれば好印象になります。
簡単に書くと
・直近の会社は企画会社で3ヶ月程度の勤務
・直近の会社に勤める前はグラフィックデザイナーを7年していた。
企画会社に3ヶ月程度いるが、その前の職種はグラフィックデザイナーで今回の募集職種にマッチしていれば採用の可能性もグッと上がると考えられるのではないでしょうか。
まとめ
勤続年数は長いことに越したことはないのが現実ではあります。
ですが
・退職理由がしっかりしている
・職歴の中に勤続年数の長い会社がある
・募集職種にマッチした経験がある
などの理由があれば欲しい人材として見てくれる企業はあると思います。
もし自分の職歴が多かったり、勤続年数の短い会社があるのであれば退職理由を考え直したり、活かせる職種を考えるなどをしてみるのはいかがでしょう。