今では常識になってきたオンラインスクール。検索すればたくさんのスクールがみつかるし、家にいながら気軽に学習するというのもありだなと最近では思うようになりました。
というのも、一昔前のオンラインスクールは動画やカメラを使った対面式のマンツーマン授業なんていうものはなかったので元々オンラインスクールは反対派でした。
ここまで進化したオンラインスクールなら教室型のスクールにも引けを取らない内容になってきていると日々感じています。
でも、オンラインスクールを利用するにはどんな準備が必要なんでしょう?
基本となる環境を大きく3つに分けて書いていこうと思います。
学習するのに最適なPCは?
まずオンラインスクールを受講するにPCがなくては始まりません。
よし、一番最安値のPCを買いに行こうかと意気込もうとしたらストップ!
安いだけのPCを使うと後で後悔します。もう一度言いますね。
必ず後悔します!
Webデザインに必要なアプリケーションを操作するにはそこそこスペックの高いPCを購入する必要があります。
そもそもどのくらいのスペックがあれば良いんだよと!という話になりますが、押さえとくべきPC
PCのスペックをご紹介します。
CPU
PCの心臓になるCPU。
このCPUの性能が低いとアプリケーションの起動や動作がものすごく遅く、起動に1分2分かかってしまうこともあります。操作するときも一つの動作に数秒のタイムラグも発生することも。
CPUにはメーカーによって種類があり、それぞれ性能が違います。
ここでは今のところよく使われるCPUの種類をご紹介。
CPUを製造している代表的メーカーは「インテル」になります。
唯一競合しているメーカーに「AMD」がありますが、AMDのCPUが入ったPCは使ったことがないのでここではインテルのCPUに関して書いておきます。
他にもありますが、このようなラインナップです。
インテルのCPUだけでもこれだけの種類があるんですね。
そして、購入するべきCPUは上2つの「Core i7」か「Core i5」になります。
デュアルコアやクアッドコアなどのCPUコアの数について
CPUの種類の他にデュアルコアやクアッドコアなどの表記がありますが、これはコア数になります。
デュアルコア:コア×2
クアッドコア:コア×4
Core i5でデュアルコアなら何とかアプリケーションが動くので個人的に使う分には問題ないです。
といってもほとんどのPCが今やクアッドコアですが。
ちなみにCore i7はハイパースレッディングといって1つのコアで2つの処理ができる性能をもっています。まぁ早い話がターボやブーストがかかったみたいに早い!ということ。
その反面発熱もすごいので、個人的にはCore i5のクアッドコアあたりがおすすめです。
メモリ
よく電気屋さんのチラシでPCが特価だったりしますね。その時にメモリ〇〇GBとか書いてあると思います。このメモリも重要で、アプリケーションやファイルを複数開いたりするのにメモリが必要になります。
IllustratorやPhotoshopは常時使うアプリケーションなので、それを動かすだけのメモリは必要。メモリが足りないと画像処理などをしている途中で止まってしまったりフリーズしてしまうこともあります。
メモリは最低でも8GBは必要です。
それ以下は例え特価だったとしても買わないようにしましょう。
SSDの容量
PCの容量であるSSDは500GBあれば問題ないかなと思います。
1TBや2TBのSSDはまだ高いし、容量が必要であれば保存用に外付けHDDかSSDを別途購入すれば安く上がりますよ。
インターネットの環境は万全?
オンラインで受講するならインターネットの契約は必要不可欠。
インターネットの種類は大きく分けて以下の3つではないでしょうか。
今は光回線が主流ですしデータ転送の速度は速い方が好ましいですが、動画が再生できる程度の速度があれば問題ありません。
ちなみに我が家では光回線の契約はしておらずポケットWi-Fiで事足りてます。
たまに動画が止まったり、再生するまでに時間がかかったりしますが。。。
そして月額の料金はあまり変わらないという(;´∀`)
ポケットWi-Fやスマホのデザリングは外でも自由にオンライン授業ができるし、場所を変えて気分転換しながら勉強できる点はメリットだと思います。
ただし、ポケットWi-Fiやデザリングデメリットもあります。
ポケットWi-Fiやデザリングデメリット
ポケットWi-Fiやデザリングはパケット通信に上限があることがほとんどですね。
ポケットWi-Fiなら光回線と同じくらいの料金でパケット通信が無制限のものもありますのでおすすめできます。
スマホでデザリングをするのであれば、楽天モバイルなど段階を踏まえて無制限になるプランが使えます。
アプリケーション(Adobe CC)の準備
さてPCとインターネットの環境が整ったらいよいよアプリケーションの準備です。
基本的なアプリケーションは以下の3つになります。
上記3つはAdobe CCというアドビ社が開発したグラフィックデザインや画像編集に使うアプリケーションです。
役割は
Illustrator → アイコンやロゴなどのパーツ制作 / ワイヤーフレーム制作
Photoshop → Webデザイン制作/画像編集
Dreamweaver → コーディング
になります。
スクールによって「Adobe XD」を使うところもあったりしてバラつきもありますが、押さえておくべきアプリはこの3つ。
なぜかというと、ほとんどのWeb制作会社がこの3つのアプリを使っているからです。
Dreamweaverを使わずHTML用のエディターを使うところもありますがHTMLやCSSは直接書いたり編集するので、使い勝手は大きく変わらないかもしれません。
しかし、これらのアプリケーションは契約すると毎月または毎年単位で料金がかかくるので、定期的な支出も考えなければなりません。
お得にアプリケーションを契約する方法
Adobe CCの契約は年間でもかなりのお値段。
通常価格でも月額6,248円(税込)になります。
年間74,976円(税込)にもなってしまってしまいます。
そこでAdobe CCをお得に契約できる方法は、やはりアカデミック版!
アカデミック版は月額3,278円(税込)でほぼ半額になります。
年間39,336円(税込)で35,640円もお得!
□アカデミック版を契約するには?
学生の証明を取ることができれば契約すことができます。
アカデミック版の申し込み時に学生証明書を提示して認可されれば晴れてアカデミック版の契約ができます。
もっとコストを抑えたいという人は、Adobe認定の「プラチナオンラインスクール」であれば講座もアプリケーションもお得にすることができるのでおすすめです。
・Adobe認定 プラチナオンラインスクール 対象のスクール
講座名 | 価格 |
---|---|
ヒューマンアカデミー たのまな通信講座 | 39,980円~(税込) |
デジハリオンラインスクール Adobeマスター講座[ソフト付属] | 39,980円(税込) |
上記のコースはAdobe CCのライセンス1年分が付属しています。
コース修了後もAdobe CCの契約更新まではアプリの費用は価格りません。
アカデミック版はスクールのコースが終了した次の年からは通常契約になるので注意しましょう。
まとめ
オンラインスクールを始める上で必要なものをおさらいすると
・スペックが高めのPC(CPU:Core i5/メモリ:8GB以上/SSD500GB程度)
・インターネットができる環境
・アプリケーション(Adobe CC)の準備
以上の3つが必要になります。
仮に独学でも同様の準備が必要になるのでWebデザイナーに興味がある、もしくは自分でWebサイトを作りたい人は準備しておいて損はありませんよ。